子宮は内側を粘膜で覆われており、その粘膜のことを子宮内膜といい、毎月おこる排卵の周期に合わせて厚みが増していきます。受精卵の着床が起こらないと厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて膣から排出されるようになり、これが生理です。
子宮内膜は妊娠や生理に直接関係している組織です。子宮内膜は働きの違いによって、子宮の筋肉側を子宮内膜基底層と呼び、子宮の内腔側を子宮内膜機能層と呼んでいます。妊娠や生理によって著しい変化が起こるのは子宮内膜機能層の方で、妊娠にそなえて厚くなり、妊娠しないと生理として剥がれ落ちます。基底層は生理とともに剥がれ落ちず、生理が起こることで傷ついた内膜を修復し、次回に備えて再生させる役割を担っています。
子宮の筋肉は平滑筋で、胃や腸などの筋肉と同様の働きをします。胃や腸の平滑筋は食べ物や消化されずに残ったものを貯めて、少しずつ押し出す働きをしますが、子宮の平滑筋も同様に、赤ちゃんを10ヶ月間包み込んで守り分娩予定日に規則正しく収縮して赤ちゃんを押しだして分娩する働きをしています。
卵程度だった子宮の大きさは、妊娠すると胎児の成長とともに大きくなって、最終的には約3000グラムの赤ちゃんと羊水が入ることになります。出産後は子宮がもとの大きさに戻るようになっています。
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